ある日、Spotifyを漁っていると「ダークアカデミア(Dark academia)」という少しエモい、文学部出身の私にちくりと刺さる表現のプレイリストを発見しました。(中身は暗めのクラシックが中心)
意味を調べてみると、どうやらコロナで学校に行けなくなったteenたちが、SNSで学校らしさを表現するために広がったサブカルチャーらしく、古典的な学校らしさ、ファッションを追求しつつ、パンデミック下の暗さもあいまってかなり好みの文化が形成されていました。
日本語でググると唯一ヒットするのはcourierの記事。しかも有料で途中までしか読めない。仕方なく出展の米Newyork timesを読んだので、中学レベルの英語力で適当にざっくり翻訳して紹介します。(間違いはすいません)
原題:Academia Lives — on TikTok (パンデミックによって失われたアカデミックは、Tik Tokで生き続けている)
*記事は2020年6月に公開されている
学校というものが、コロナによって失われた一方で、学校らしいファッションを表現するサブカルチャーがSNSで生まれた。
学校は春から休校となり、卒業式も、プロムもなくなり、海外旅行も夏期講習もなくなった。7月になってもこの先は真っ暗。
しかし、デジタルの世界ではさまざまな学生たちが集まり、新たな「アカデミック的美的表現」を構築する動きが広がっている。
「ダークアカデミア」はそうした動きの中で生まれたサブカルチャーのひとつで、読書・執筆・学習に重点を置いたもの。まるで伝統的な「アカデミック」を表現するように、くすんだ茶色のカーディガンに、ビンテージのツイードのパンツ、本がたくさん入って色褪せたような革のサッチェル(鞄)、暗いトーンの写真、暗いポエムと蝋燭のよこに並んだ骸骨。
25歳の14人の青少年たちが投稿をしたところから、TikTokのハッシュタグは1800万以上閲覧され、Instagramでは10万以上の投稿が生まれた。そして、ダークアカデミア自体はパンデミック以前から存在していたものの、パンデミックの流行によって重要な意味をもつようになったのです。
*途中まで。
ダークアカデミアは学校という場を失った青少年たちの居場所
ダークアカデミア自体は海外では14歳〜25歳で流行っているようなのですが、日本ではあまり流行っていないようにも見えます。
おそらくですが、日本の中高生にはそもそもアカデミックな雰囲気のファッションは流行っていない一方で、アメリカの学生にとってはアカデミックなファッションの一部を取り入れる文化が元からあったのではないでしょうか。
ダークアカデミアのファッションについてはこちらの2つの記事でも詳しく解説しています。
一例を紹介すると……。
*文章読まないで投稿してるため、不適切な内容があったらすいません。
これは現時点で「ダークアカデミア」一番上の投稿。
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ダークで退廃的。ちょっとアートな雰囲気、ハリポタ気配もあります。
こういう雰囲気は大好物です。
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これもアカデミックの表現の中にダークさを感じます。(文章マジで長い)
ファッション+イメージ画像の上にポエム的な文章を載せるのも流行っています。
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エモくなってきました。
こういう文学的ファッションですね。
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投稿はbluechordsさん。スペイン在住だそうですが、投稿全体がダークアカデミアの雰囲気を漂わせています。
おしゃれ。
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あーこういう感じ。
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みんな「・・・」が長いですね。
ダークアカデミアのファッションについてはこちらの2つの記事でも詳しく解説しています。
日本におけるダークアカデミア
日本で流行っていてもおかしくはないと思うのですが、いかがでしょう? 投稿してみては?
と思って日本語「#ダークアカデミア」で検索してみたところ、thearistobearさんとmina_511の2人だけで成立してました。すげー
こういう
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ダークアカデミアについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ダークアカデミアのファッションについてはこちらの2つの記事でも詳しく解説しています。